2014年6月20日金曜日

2章 バックパッカー THANKS ボブ 2004年

あたりは、すっかり真っ暗になっていた。
ボブのうちに入り、夕食を食べた。ビーフシチューとパンが出てきた。コーラを出されたので、
「私はコーラを飲まない。」と答えると、
「どうしてだ?」
「少年野球の高向コーチが、コーラを飲むの骨が溶けると言っていたから。」
(そういったつもりだけれど、英語でどこまで通じたかはわからない。)
「どうして、体に悪いんだ。俺は、小さい頃からずっとコーラを飲んでいるけれど、こんなにも健康だぜ!」と追い討ちをかけてきた。
「いや、あの、その」と、ごにょごにょ言っていると、
「ほら、これなら、健康的だろう。」っと
マルベリージュースをコップに注いでくれた。

飯を食わしてくれて、ゲスト用の個室に泊めてくれて、帰りには、タクシー代もくれた。
3000元を渡してもらって、タクシー代が確か、2000元だったと思う。1000元余り、そのお金で、友達へのお土産も買えた。

こんなにも親切にされて、英語で、お礼をきちんと言えたかどうか。
「本当はもっと話したかった。英語をもっと勉強します。」と言うと、ボブは喜んでいた。
ボブは、台北で英語の先生として働いていた。

台湾に着たら、ボブに今度はお礼をしようと思っていたけれど、ボブとはまだ会えていない。



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