2014年6月20日金曜日

2章 バックパッカー 帰国? 2004年

なんとか、ホーチミン市の空港までこれた。良かった。これで、生きて帰れる。
しかし、友達にお土産を買うお金も残っていないなー。台湾では、トランジットだけやし、空港で寝れば大丈夫やろう。

空港のゲート前の待合所で、そんなことを考えながら本を読んでいたら、黒人のおっちゃんに声をかけられる。
「何を読んでいるだい?」
「ヒストリーブック」っと答え、その場の会話は、それで終わった。
後に、ああいうことになるとは、全く思っていなかった。

飛行機に乗り、ホーチミン市を飛び立つ。ベトナム、色々合ったけれど、これで無事に帰れるという安堵でいっぱいだった。

飛行機の中のトイレに行くと、ゲート前で声をかけてた黒人のおっちゃんがトイレ前の席に座っていた。
「あ、さっきの。」
しかも、隣の席が空いていた。
「座るかい?」と促され、ベトナムでの思い出を、片言の英語で説明することに。

ベトナムでの体験は、黒人のおっちゃん(アメリカ人で名前をボブという。)にはツボだったらしい。
「HAHAHA。君は冒険家だねえ。」
「ところで、台湾ではどこに泊まるんだい?」
「えっと、お金もないし、AIRPORTで。」と応えると。
「HAHAHA.。もし、良かったら、うちに来ないかい?空港よりは、快適だと思うぜ!」
(more comfortable than air port!)

つづく。

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