2011年2月21日月曜日

ホーチミン市に来るといっしゅの寂しさを感じます。それは、なんとなく、皆忙しそうに見え、いっしゅ取り残され感が漂うのかと思うのですが。まだまだ、販売するということに対する戸惑いがあるというのもあるように感じる。環境問題のことを考え、生物としての人間の生き方について追求していった結果の有機農業。そういった農産物を販売することで、都市と田舎のより良い関係をつくることが大切ではないかという仮説の中の実行だけれど、実際に販売するということでの気持ちの面でまだまだきちんと整理されていない。無農薬のものをつくっていくことにまったく気持ちとしての矛盾はない。このことで、少しでも、農薬を使わないで良いなら、この生産が広がれば確かに、自然とのより良い関係が維持できると思う。また、やさい栽培に携ることは、生き物と触れ合うことで、また、やさいや虫や鳥が、いろんな関係を教えてくれ、毎日が勉強で、ひとつひとつ、習得していくことが喜びとなっている。手にマメができることや、手がだんだんと、ごつごつとして、大きくなってくるのが、嬉しい。しかし、まだ自分のつくったものや、センターでつくったものに、お客さんの評価がどういうものか見えずに恐る恐る、そして、値段も適正かどうかがわからず恐る恐るという気持ちが残っているので、販売するということも戦々恐々としているのだろう。まだまだ未熟者といいってしまえばそうなのだろうけれど、つまりは、本当に自信をもって、お客さんに評価してもらえるものをつくり出せていない証拠ではなかろうか?無農薬でつくる、有機質肥料でつくる、このことは自分の想いでありつづけ、絶対にぶれない信念として持ち続けていきたい。そして、これにお客さんに食べてもらい満足してもらえるものをつくるというところまで踏み込まないと、自分の想いだけになってしまい、結局は独りよがりとなってしまう。農業は自然から教えてもらい、営業や販売はお客さんから学べるよう、売ることに喜びをもって、お客さんに本当に満足してもらい、喜んでもらえるようになるまで、ひとつひとつ勉強するつもりで、謙虚に謙虚にがんばろうと思いました。

0 件のコメント: